親知らずの抜歯、入院が必要になるのはどんなとき?|玄和堂歯科診療所|学芸大学駅の歯科・歯医者

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親知らずの抜歯、入院が必要になるのはどんなとき?

親知らずの抜歯、入院が必要になるのはどんなとき?|玄和堂歯科診療所|学芸大学駅の歯科・歯医者

学芸大学駅徒歩2分の玄和堂歯科診療所です。

親知らずの抜歯で「入院が必要になるの?」「横向きの親知らずは日帰りで抜ける?」と不安に思う方も少なくありません。今回は、日帰りで抜歯できるケースと、入院設備のある病院での治療を検討するケースの違いを解説します。

先に結論からお伝えすると、親知らずの抜歯の多くは日帰りで行われます。
横向きの親知らずや、歯ぐきの中に埋まっている親知らずでも、 必ずしも入院が必要になるわけではありません。

ただし、親知らずが非常に深い位置にある場合や神経・血管との位置関係、 感染の程度、持病や服用中のお薬、複数本を同時に抜歯する場合などによっては、 入院設備のある病院での抜歯が適していることがあります。

今回は、「日帰りで抜ける親知らず」と「入院での抜歯を検討する親知らず」の違いについて、 玄和堂歯科診療所の口腔外科診療を踏まえて解説します。

親知らずの抜歯は基本的に日帰りです

親知らずには、まっすぐ生えているものだけでなく、 斜めに生えているもの、横向きになっているもの、 歯ぐきや骨の中に埋まっているものなど、さまざまな状態があります。

「横向きの親知らず=入院」と思われることがありますが、 横向きというだけで入院が決まるわけではありません。

歯ぐきを切開したり、周囲の骨を一部削ったり、 歯を分割して取り出したりする必要がある親知らずでも、 状態によっては外来で日帰り抜歯が可能です。

大切なのは、親知らずの向きだけではなく、深さ、歯根の形、 周囲の骨、神経や血管との位置関係などを総合的に判断することです。

入院での親知らず抜歯が検討されるのはどんなとき?

では、どのような場合に入院設備のある医療機関での抜歯が検討されるのでしょうか。 代表的なケースをご紹介します。

① 親知らずが深く埋まり、神経などとの位置関係に注意が必要な場合

特に下の親知らずでは、歯の根の近くを 下歯槽神経という神経が通っています。

この神経は下唇やあご周辺の感覚に関係しているため、 親知らずの根と非常に近い場合には、抜歯後のしびれなどのリスクについて 事前に十分検討する必要があります。

また、骨の中に深く埋まっている完全埋伏歯や、 歯根の形が複雑なケースなどでは手術の難易度が高くなることがあります。

このような場合には、CTなどで位置関係を詳しく確認したうえで、 入院設備のある大学病院・総合病院等での治療が適していると判断されることがあります。

② 強い炎症や感染が広がっている場合

親知らずの周囲では、 智歯周囲炎(ちししゅういえん)と呼ばれる炎症が起こることがあります。

軽度であれば外来で治療できることが多いですが、 感染が顎や顔、首など周囲の組織へ広がっている場合には、 点滴による抗菌薬治療や全身状態の管理が必要になることがあります。

このようなケースでは、まず感染を落ち着かせ、 必要に応じて入院設備のある医療機関で治療を行います。

③ 全身状態を慎重に管理する必要がある場合

親知らずそのものの難易度だけではなく、 患者さまの全身状態によって病院での治療が適していることもあります。

たとえば、重い心疾患や呼吸器疾患、血液疾患、 コントロールが十分でない糖尿病などがある場合には、 主治医と連携しながら治療方法を検討します。

全身状態や抜歯の侵襲によっては、 より全身管理のできる医療機関をご紹介する場合があります。

④ 抗血栓薬を服用している場合は「薬を飲んでいる=入院」ではありません

血液を固まりにくくする抗血小板薬・抗凝固薬(抗血栓薬)を 服用している方から、 「親知らずは抜けますか?」 「薬を止めたほうがいいですか?」 というご相談をいただくことがあります。

抗血栓薬を服用しているという理由だけで、必ず入院になるわけではありません。

また、抜歯のために患者さまの自己判断でお薬を中止しないでください。

抗血栓薬を中断すると、脳梗塞などの血栓塞栓症を起こすリスクが高まる可能性があります。 そのため、服用している薬の種類、全身状態、抜歯の難易度などを確認し、 必要に応じて処方医と連携しながら治療方針を決定します。

複数の抗血栓薬を服用している場合や、 止血が難しいと判断される場合などには、 全身管理や止血管理のできる医療機関での治療が適していることもあります。

⑤ 複数本の親知らずを一度に抜歯する場合

上下左右の親知らずを複数本まとめて抜きたいという方もいらっしゃいます。

複数本を同時に抜歯すると、 術後の腫れや痛み、食事のしにくさなどが大きくなる可能性があるため、 本数だけでなく、それぞれの親知らずの難易度や全身状態を考慮して治療計画を立てます。

なお、「4本同時=必ず入院」というわけではありません。

玄和堂歯科診療所では、症例によっては 静脈内鎮静法を併用して複数本の親知らずを抜歯することも可能です。 一方、より厳密な全身管理が必要と判断した場合には、 入院設備のある医療機関をご紹介します。

「静脈内鎮静」と「全身麻酔・入院」は同じではありません

ここも患者さまからよくご質問をいただくポイントです。

静脈内鎮静法は、点滴から鎮静薬を投与し、 緊張や恐怖心を和らげた状態で治療を受けていただく方法です。

一般的な全身麻酔とは異なり、 静脈内鎮静法では通常、自分で呼吸できる状態を保ちながら処置を行います。

そのため、 「静脈内鎮静を使う=入院」というわけでもありません。

玄和堂歯科診療所では、必要に応じて麻酔科専門医による 静脈内鎮静法を併用した治療にも対応しています。

ただし、患者さまの全身状態や手術内容によっては、 病院で全身麻酔・入院管理のもと治療するほうが適している場合があります。

CTでは何を確認するの?

下の親知らずなど、抜歯の難易度が高い可能性がある場合には、 レントゲンに加えて歯科用CTで確認することがあります。

通常のレントゲンは平面的な画像ですが、 CTでは親知らずや周囲の組織を立体的に確認できます。

CTで確認する主なポイント

  • ✔親知らずがどの方向を向いているか
  • ✔骨の中にどのくらい埋まっているか
  • ✔歯根の形や本数
  • ✔下歯槽神経との位置関係
  • ✔周囲の骨の状態
  • ✔嚢胞などの病変がないか

こうした情報を確認することで、 外来で抜歯できるのか、より設備の整った病院での治療が適しているのかを判断します。

玄和堂歯科診療所ではどう判断する?

玄和堂歯科診療所では、 「親知らずがあるからすぐ抜く」 「横向きだから大学病院へ紹介する」 と一律に判断するわけではありません。

まず診察とレントゲン撮影を行い、 必要に応じてCTで親知らずの位置や周囲の組織との関係を確認します。

そのうえで、

  • ✔そもそも抜歯が必要なのか
  • ✔当院で日帰り抜歯が可能なのか
  • ✔静脈内鎮静法を併用するか
  • ✔入院設備のある病院をご紹介したほうが安全なのか

を総合的に判断し、患者さまにご説明します。

また、親知らずがまっすぐ生えていて清掃状態がよく、 周囲の歯や歯ぐきに悪影響がない場合などには、 無理に抜歯せず残して経過をみることもあります。

「親知らず=怖い手術」ではありません

インターネットで親知らずについて調べると、 「神経に近い」「大きく腫れた」「入院した」といった情報が目に入り、 不安になってしまう方もいらっしゃいます。

しかし、親知らずの状態は一人ひとり大きく異なります。

比較的簡単に抜ける親知らずもあれば、 事前にCTで詳しく確認したほうがよい親知らずもあります。 また、入院設備のある病院で治療することが安全なケースもあります。

まずは「自分の親知らずがどのような状態なのか」を知ることが大切です。

「他院で大学病院を勧められた」 「横向きと言われて怖くなってしまった」 「入院しないと抜けないのか知りたい」 という方も、まずはご相談ください。

よくあるご質問

Q. 横向きの親知らずは入院しないと抜けませんか?

A. 横向きというだけで入院が必要になるわけではありません。 深さや歯根の形、神経との位置関係などによって難易度が異なります。 レントゲンやCTで確認して判断します。

Q. 下の親知らずが神経に近いと言われました。必ず病院紹介になりますか?

A. 必ずしもそうではありません。 神経との位置関係や親知らずの深さなどをCTで確認し、 抜歯によるリスクを評価したうえで治療場所を判断します。 より高度な管理が必要と判断した場合には、大学病院・総合病院等をご紹介します。

Q. 4本同時に親知らずを抜く場合は入院ですか?

A. 4本同時だから必ず入院になるわけではありません。 それぞれの親知らずの難易度や全身状態などによって異なります。 玄和堂歯科診療所では、症例によっては静脈内鎮静法を併用した複数本の抜歯にも対応しています。

Q. 抗血栓薬を飲んでいます。抜歯前に止めたほうがいいですか?

A. 自己判断で中止しないでください。 服用している薬の種類や全身状態、予定する処置などを確認し、 必要に応じて処方医と連携して治療方針を決定します。

Q. 入院で抜歯することになったら、玄和堂歯科ではできないのですか?

A. 当院には入院設備がないため、 入院管理や全身麻酔が適していると判断した場合には、 大学病院・総合病院等の適切な医療機関をご紹介します。

Q. 親知らずがあるのですが、痛くなくても抜いたほうがいいですか?

A. 親知らずは、あるからといってすべて抜く必要があるわけではありません。 まっすぐ生えていて清掃状態がよく、 周囲の歯や歯ぐきに悪影響がない場合には、 残して定期的に確認することもあります。

親知らずの抜歯・口腔外科のご相談

玄和堂歯科診療所では、親知らずの状態をレントゲンやCTで確認し、 抜歯の必要性や治療方法をご説明しています。

当院で対応可能な症例は日帰りでの抜歯を行い、 入院管理やより専門的な治療が必要と判断した場合には、 適切な医療機関へご紹介します。

「入院が必要と言われるのでは?」と心配な段階でも、 まずは現在の状態を確認するところからご相談いただけます。

玄和堂歯科診療所
東京都目黒区鷹番2丁目16番18号 ASAX学芸大学ビル303号室
東急東横線「学芸大学駅」東口より徒歩約2分


※本記事は、親知らずの抜歯と入院について一般的な情報をご紹介するものです。 実際の抜歯方法や治療場所は、親知らずの位置・形態、周囲組織との関係、 全身状態、服用薬などによって異なります。

※2026年10月 内容を見直し、情報を更新しました。

米山先生カード

 

玄和堂歯科診療所 口腔外科担当 米山勇哉

監修|口腔外科担当

米山 勇哉

本記事は、【親知らず抜歯時の入院】について、一般的な情報としてまとめたものです。 症状や全身の状態・既往歴などにより対応や案内が異なる場合がありますので、不安な点があれば早めにご相談ください。

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