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こんにちは。目黒区・学芸大学駅すぐの玄和堂歯科診療所です。
「お酒は身体に良くないって聞くけど、歯にはどうなの?」
そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、お酒の種類や飲み方によって、歯やお口の環境に大きな影響を与えることがあります。
健康のために適度に楽しむことは良いことですが、歯科の観点から注意していただきたいポイントもいくつかあります。
今回は、お酒が歯に与える影響と、歯にやさしい飲み方の工夫についてわかりやすくお話しします。
① 酸性の飲み物が歯を溶かす(酸蝕症)
ワインやチューハイ、梅酒、ハイボールなどはpHが低く酸性が強いため、歯の表面(エナメル質)をじわじわと溶かしてしまう**「酸蝕症(さんしょくしょう)」**の原因になります。
🦷 酸蝕症になると…
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歯がしみる(知覚過敏)
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歯の色が黄ばんでくる(エナメル質が薄くなる)
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歯がすり減って丸くなる
特に白ワインや柑橘系チューハイは要注意です!
② アルコールの脱水作用 → 口の中が乾燥しやすくなる
お酒には利尿作用・脱水作用があり、唾液の分泌が減りやすくなります。
唾液は「歯を守る天然のバリア」。量が減ると、以下のような影響があります。
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虫歯菌や歯周病菌が増えやすくなる
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口臭が強くなる
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自浄作用(自然に汚れを洗い流す力)が弱まる
→ 「お酒を飲んだ翌朝に口の中がネバネバする」のはこのせいです!
③ 飲酒中の「つまみ」にも注意!
お酒と一緒に食べがちなのが、塩辛い・甘い・粘着性の高いおつまみ。
例えば…
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柿の種・スナック菓子 → 虫歯リスク
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ドライフルーツ → 歯にくっついて残りやすい
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チーズは良いけれど、糖質の多いおつまみには注意が必要です。
④ 飲んだ後に歯を磨かず寝るのはNG!
アルコールが入っていると、つい「そのまま寝てしまう」こともありますが…
歯にとっては大ダメージ!
夜は唾液の分泌も減っているため、お口の中が雑菌だらけの状態になってしまいます。
🍺じゃあ、お酒を楽しむにはどうすればいい?
完全に禁酒する必要はありません!
以下のポイントを意識することで、歯への悪影響を最小限に抑えることができます。
✅ 歯にやさしい飲み方のコツ
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酸性の強いお酒は「氷」や「水」で割る
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お酒を飲んだら、水を合間に飲む
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酸っぱいお酒の後は、すぐに歯を磨かず、30分程度あけてから磨く
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寝る前の歯磨きは絶対に忘れない!
🦷 玄和堂歯科診療所では…
「最近、歯がしみる…」
「お酒が好きだけど歯のことも気になる」
そんなご相談にも丁寧にお応えしています。
学芸大学にはおいしくて魅力的なお店がたくさんございますが、ぜひ定期的なメンテナンスで歯を健康に保ちながら、無理なくお酒とも上手に付き合っていきましょう。当院はグルメな患者さまを応援しております。
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