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なぜ「親知らず」って名前なの?
こんにちは。学芸大学駅から徒歩2分、玄和堂歯科診療所です。
今回は、患者さんからよく質問される「親知らずってなんでそんな名前なの?」という素朴な疑問にお答えします。
親知らずとは?
親知らずとは、一番奥に生えてくる第三大臼歯のこと。
通常、17歳〜25歳頃に生えてきますが、まったく出てこない人もいます。人によって本数も異なり、上下左右4本すべてある方もいれば、1本もない方もいます。
この歯が生えてくる頃には、すでに子どもが親元を離れていることが多いため、
「親が知らないうちに生えてくる歯」→「親知らず」と呼ばれるようになったと言われています。
海外では何と呼ばれているの?
親知らずという表現は日本独特のもので、海外では「知恵の歯」と呼ばれることが多いです。
- 英語:Wisdom Tooth(知恵の歯)
- ドイツ語:Weisheitszahn
- フランス語:Dent de sagesse
- 韓国語:사랑니(愛の歯)
どの国でも「成長」や「節目」を象徴するような名前がついていて興味深いですね。
親知らずは抜くべき?残せる場合もある?
親知らずは、必ずしも抜かなくてはいけない歯ではありません。
ただし、次のようなケースでは抜歯をおすすめしています:
✔横や斜めに生えていて、隣の歯を押している
✔歯茎が腫れたり、炎症や痛みを繰り返している
✔きれいに磨けず、むし歯や歯周病のリスクが高い
✔矯正治療に支障をきたす
一方、まっすぐ正常に生えていて問題がなければ、抜かずに残すこともあります。その場合でも、定期的なチェックが必要です。
玄和堂歯科診療所ではCT撮影と口腔外科対応で安心の抜歯治療
当院では、歯科用CTを用いた精密な診査・診断に基づいて、安全に親知らずの抜歯を行っています。
特に横向きに埋まっている親知らず(水平埋伏智歯)は、神経や隣の歯への影響があるため慎重な診断が必要です。
また、口腔外科の専門医が在籍しており、必要に応じて専門的な抜歯処置にも対応しています。
口腔外科専門医の勤務日は、現時点では月末の日曜と水曜の月に2回となっており、手術はその日に集中して行います。
院長が通常診療日に診断を行い抜歯が適切なのかどうか、ご相談のうえ治療計画を提案しますので、お気軽にご相談ください。
抜歯費用の目安(保険適用)
親知らずの抜歯は保険診療が適用されます(3割負担の場合)。
抜歯の内容 | 自己負担額(3割負担) |
---|---|
単純な抜歯(まっすぐ生えている) | 約1,000円〜2,000円 |
難抜歯(横向き・埋伏など) | 約3,000円〜5,000円 |
CT撮影(必要な場合別途追加) | 約3,000円前後 |
※初診料や薬代が別途かかることがあります。
※症例により異なるため、正確な費用は診察時にご案内いたします。
「親知らず、気になるけど後回しにしていた…」という方へ
痛みがないまま放置すると、突然の腫れや激痛、隣の歯のむし歯・歯周病など、将来的に大きなトラブルにつながる可能性があります。
玄和堂歯科診療所では、患者さんのお口の状態やライフスタイルに合わせた丁寧な説明と治療を行っています。
「抜いたほうがいいの?」「しばらく様子を見てもいい?」など、どんな疑問にもわかりやすくお答えしますので、お気軽にご相談ください。
玄和堂歯科診療所
〒152-0004 東京都目黒区鷹番2-16-18 ASAX学芸大学ビル303
学芸大学駅より徒歩2分
診療時間:
月〜土曜:9:30〜13:00 / 14:30〜18:30
休診日:火曜・金曜・祝日
ご予約・お問い合わせ:
03-6452-3882