インプラント|目黒区学芸大学の歯医者・玄和堂歯科診療所【土日も18:30まで】

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インプラント

インプラント|目黒区学芸大学の歯医者・玄和堂歯科診療所【土日も18:30まで】

 

インプラントとは?

インプラントとは、チタン製の人工歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込み、人工の歯を装着することで失った歯を補う治療法です。

骨とインプラントがしっかりと結合するため、まるで自分の歯のように自然な見た目と噛み心地を得ることができます。

従来の入れ歯やブリッジと異なり、周囲の健康な歯を削る必要がなく、しっかり噛めるのが特徴です。

また、きちんとメンテナンスを行うことで、長期的に安定した使用が可能とされています。

インプラント治療は、1本だけ歯を失った場合から多数歯の欠損まで幅広く対応でき、

患者さまの骨の状態・全身の健康状態に合わせて治療計画を立てます。

見た目・機能の両面からしっかり噛める口元を取り戻したい方に適した治療法です。

インプラント治療はこんな方におすすめ

インプラント治療は、以下のような方にとくにおすすめです。

  • 抜けた歯が気になる方
  • 入れ歯やブリッジを使用しているがよく噛めない方
  • 入れ歯に強い違和感がある方
  • 部分入れ歯などの金属バネ(留め具)が気になる方
  • ブリッジなどで健康な歯を削りたくない方
  • ご自分の歯で噛んでいるような感覚を得たい方
  • 入れ歯などの影響で口臭が気になる方

インプラント治療の適応条件

インプラント治療を受けるには、いくつかの条件を満たしている必要があります。

まず、土台となる歯槽骨が健康であることが重要です。 顎の骨が不足している場合は、骨を補う「骨造成」を行うことがあります。これには、骨の移植、骨の再生を促す治療、上顎洞(じょうがくどう)の底を持ち上げる方法などが含まれます。また、神経との位置関係や歯周病の進行度なども慎重に評価する必要があります。

全身の健康状態が良好であることも大切です。 インプラントは外科手術を伴うため、心疾患や糖尿病などの持病がある場合は、治療が難しくなることがあります。また、顎の成長が完了していない成長期の子どもは、特別なケースを除いて適応外となります。

インプラント治療後は、歯科での定期的なメンテナンスも毎日の丁寧なブラッシングも不可欠です。 これらを怠ると、インプラント周囲に炎症が起こり、歯周病に似た「インプラント歯周炎」が引き起こされる可能性があります。インプラント歯周炎が進行すると、土台の骨が侵され、インプラントが支えられなくなるリスクもあるため、適切なケアが求められます。

インプラントの構造と素材

インプラントは、大きく分けて「インプラント体(人工歯根)」、「アバットメント」、「人工の歯」の3つのパーツで構成されています。

インプラント体(人工歯根)

インプラント体は、顎の骨に埋め込む部分で、主にチタンやチタン合金で作られています。さまざまな長さや太さがあり、骨の状態や埋め込む位置によって最適なものが選ばれます。

アバットメント

インプラント体と上部構造(人工の歯)をつなぐ部分です。チタン、チタン合金、ジルコニアなどの素材が使われ、人工歯根を保護しながら、上部構造をしっかり固定する役割を果たします。

人工の歯

インプラントの上に装着する人工の歯で、使用する素材によって強度や見た目が異なります。主な種類には、以下のようなものがあります。

  • レジン(プラスチック)
    比較的安価で軽量だが、耐久性がやや劣る

  • セラミック
    自然な色合いで審美性が高く、汚れが付きにくい

  • ハイブリッドセラミック(セラミック+レジン)
    セラミックの美しさとレジンの柔軟性を兼ね備える

  • 金合金
    耐久性が高く、噛み合わせに優れる

これらのパーツが一体となることで、インプラントは天然歯に近い噛み心地と機能性を実現します。

インプラントのメリット

インプラントには、以下のようなメリットがあります。

  • 周りの歯への負担がない
    インプラントは、歯を失った部分に人工歯根を埋め込むため、部分入れ歯やブリッジのように周囲の健康な歯を削る必要がありません。 そのため、残っている歯に負担をかけずに治療を行うことができます。

  • 残っている歯への負担を軽減できる
    インプラントは顎の骨と直接結合するため、噛む力をしっかりと骨で支えることができます。 その結果、周囲の歯に余計な負担をかけることなく、自然な噛みごこちを維持できます。

  • 天然歯と同じようにしっかり噛める
    インプラントは顎の骨としっかり結合するため、入れ歯のようにズレることがなく、天然歯に近い噛みごこちが得られます。留め具なども不要なため、違和感が少なく、自分の歯と同じような感覚で食事を楽しめます。

  • 見た目が自然で審美性に優れている
    歯ぐきから自然に歯が生えているように見えるため、天然歯とほとんど変わらない仕上がりになります。審美性に優れ、見た目を重視する方にも適した治療法です。

このように、インプラントは機能性、快適性、美しさを兼ね備えた補綴(ほてつ)治療として、多くの方に選ばれています。

インプラントのデメリット

インプラントには、以下のようなデメリットが考えられます。

  • 外科手術が必要で治療期間が長い
    インプラントは顎の骨に埋め込む外科手術を伴うため、手術後に骨と結合するまでの期間が必要となります。そのため、治療が完了するまでに数か月かかることがあります。

  • 費用が高額になる
    インプラント治療は自由診療(保険適用外)のため、費用が高額になります。当院では、事前に十分な説明を行っています。

  • 全身の健康状態によっては適応できない
    糖尿病などの全身疾患がある場合や、顎の骨の状態が悪い場合は、インプラント治療が難しいことがあります。また、成長期の子どもでは、顎の骨が発育するにつれて、埋め込んだインプラントが骨の中に沈み込んでしまう可能性があるため、治療適応外となっています。

  • 適切なケアと定期的なメンテナンスが必要
    インプラントは天然歯のようにむし歯にはなりませんが、「インプラント周囲炎」と呼ばれる歯周病のリスクがあります。 インプラントの歯根は天然歯よりも細いため、歯ぐきとの境目に段差ができやすく、汚れが溜まりやすい特徴があります。そのため、正しいブラッシング方法でケアをする必要があります。また、定期的に歯科医院でのメンテナンスを受けることが重要です。

インプラントの種類

インプラントは、大きく「ワンピースタイプ」と「ツーピースタイプ」に分かれます。

  • ワンピースタイプ
    インプラント体(人工歯根)とアバットメント(連結部分)が一体化しているタイプです。手術がシンプルで治療期間が短縮できることが特徴です。

  • ツーピースタイプ
    インプラント体とアバットメントが別々になっているタイプです。骨の状態に応じた柔軟な対応が可能で、より安定しやすいとされています。

形状については、次の2種類があります。

  • スクリュー(ネジ状)タイプ
    顎の骨との結合が良好で、噛む力を分散できるため、現在主流のタイプです。

  • シリンダー(円筒形)タイプ
    滑らかな形状で、骨との接触面が少ないため、使用されるケースは限られています。

当院のインプラント治療の流れ

1

初回カウンセリング・検査

レントゲンや歯科用CTを使用して、顎の骨の状態(厚み・高さ・質)や血管・神経の位置を詳細に確認します。CTのデータをもとに3D画像を作成し、手術のシミュレーションを行います。

その後、検査結果にもとづいて最適な治療計画を立案します。治療へのご希望やご不安などもうかがいますので、遠慮なくお話しください。

2

術前クリーニング

インプラント手術前に、口の中を清潔にし、感染リスクを減らすためのクリーニングを行います。

3

インプラント手術(埋入手術)

インプラント手術には、「1回法」と「2回法」があります。

  • 1回法
    歯ぐきを切開し、顎の骨にインプラントを埋め込みます。ワンピースタイプの場合は、そのまま人工歯の装着準備が可能ですが、ツーピースインプラントの場合は、インプラント体とアバットメントを同時に装着します。
  • 2回法
    インプラント体を埋め込む工程は1回法と同様ですが、インプラントはアバットメントが分かれているツーピースインプラントを使用します。1回目の手術では、インプラント体のみを埋め込み、上部をカバーで保護し、数ヶ月後(上顎:約5ヶ月、下顎:約3ヶ月)、骨と結合したのを確認して2回目の手術を実施します。2回目の手術でカバーを外し、ヒーリングアバットメントを装着し、2〜3週間後に本物のアバットメントを取り付けます。

4

人工歯の作成と装着

歯ぐきが安定したら型取りを行い、仮歯を作製します。噛み合わせや違和感を確認し調整した後、最終的な人工歯を作成し、アバットメントに固定します。

5

定期検診とメンテナンス

インプラントを長持ちさせるためには、日常のケアと歯科医院での定期的なメンテナンスが欠かせません。インプラントの治療後は、1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月・1年と短い間隔で歯科医院でのチェックを行い、その後は年1回のメンテナンスを推奨しています。

歯科医院では、以下のようなメンテナンスが行われます。

  • 歯のクリーニング
  • インプラント周囲炎等の有無の診断(視診、触診、レントゲン検査、ポケット検査など)
  • インプラントの清掃法の再確認と指導
  • インプラントと歯ぐきの境目のクリーニング
  • 必要に応じて、人工歯を外しての確認と消毒清掃

インプラント治療を担当する歯科医師について

当院のインプラント治療は、大学病院および総合病院の口腔外科での経験を持つ歯科医師・濱本 正太郎 先生が中心となり、複数の医師が連携して行っています。
濱本先生は、これまでに多数のインプラント埋入手術を経験し、サイナスリフト(上顎洞底挙上術)やオールオン4などの難症例にも対応できる臨床経験を有しています。

患者さま一人ひとりの骨の状態や全身の健康状態を考慮し、安全性と長期的安定性を重視した治療計画を立てます。
また、手術に関する不安やご希望についても丁寧にお伺いし、わかりやすくご説明いたします。
インプラント治療に関してご質問やご相談がある方は、どうぞお気軽にお申し出ください。

濱本 正太郎(はまもと しょうたろう)
インプラント担当医/歯科医師


大学病院・総合病院の口腔外科での経験を基盤に、インプラント治療を中心に診療を担当しています。 骨の状態や全身の健康状態を丁寧に評価し、安全性と長期的安定性を重視した治療計画を立てます。 サイナスリフト(上顎洞底挙上術)オールオン4などの症例にも対応可能です。

手術に関する不安やご希望をうかがい、工程やリスク、メンテナンスまでわかりやすくご説明します。 インプラントをご検討の方は、まずはご相談ください。

経歴
  • 日本大学松戸歯学部 卒業
  • 都立墨東病院 歯科口腔外科
  • 東京医科歯科大学 顎口腔外科
  • 関東圏の複数の歯科医院・インプラントセンターにて臨床
所属・資格
  • 国際インプラント学会 認定医
  • 日本口腔インプラント学会/日本口腔外科学会
  • ITIメンバー/武蔵野インプラント研究会/藤本研修会
  • Malo Clinic All-on-4/Straumann Pro-Arch 修了
  • Dr. Dennis Tarnow Implant Program 修了
  • Dr. Wallace Hands-on(Sinus Lift)修了
  • UCLA Sinus Lift Course 修了
  • 日本口腔インプラント学会 認定講習会 修了
  • アストラテック公認インストラクター

※治療の可否・方法・期間・費用は、口腔内・骨の状態や全身状態により異なります。診察時に個別にご説明いたします。

インプラントの費用

学芸大学駅の歯医者 玄和堂歯科診療所 インプラント治療 デンタルローンもご利用いただけます

インプラント治療は自費診療となります。患者さまのご希望を伺い、お口の状態を詳しく確認したうえで、治療費について丁寧にご説明いたします。お支払い方法は現金、クレジットカード、分割支払い(デンタルローン)からお選びいただけます。また、当院では、インプラント治療に関するセカンドオピニオンやご相談は無料で承っております。他院での診断に不安がある方、治療の選択肢を増やしたい方、費用や治療方法について詳しく知りたい方は、お気軽にご相談ください。

 

監修:玄和堂歯科診療所 院長 寺師 史峰(てらし ふみたか)

松本歯科大学卒業後、神奈川歯科大学附属病院および医療法人社団博誠会 久世歯科医院で臨床経験を積み、2024年に学芸大学で玄和堂歯科診療所を開院。一般歯科・口腔外科・矯正歯科など幅広い診療に対応し、わかりやすい説明と丁寧な診療を大切にしています。

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