学芸大学東口にある玄和堂歯科診療所でございます。
口内炎ができやすいお口の状態には頬っぺたの噛み癖や歯のかみ合わせ、歯周病や基礎疾患の有り無しなども関係しますが、今日は薬膳マイスターのスタッフより食べ物からできる口内炎の対策をお伝えいたします。
口内炎ができやすい状態というのは胃腸が弱っている=漢方の言葉では「脾」が弱っている状態と言います。
お口は食べ物の入口であり、うまく働かないとどんなに良い食べ物を食べてもエネルギーをうまく作り出すことができません。さらには栄養が体の隅々までいきわたらず、むくみやタン、鼻水などの不要な排泄物に変化してしまうこともあります。
~おすすめの食材~
◆なす
なすは体の熱を冷まし、痛みや腫れを鎮める働きがあります。
昔から口内炎の特効薬と言われてきました
◆トマト
トマトには胃酸の分泌を促進して消化を助け、胃を丈夫にする作用もあります。
トマトに含まれるビタミンB2は過酸化脂質を除去する働きがあり、動脈硬化や老化の予防に役立ちますし、ルチンは血管を丈夫にします。こうしたトマトの持つ作用は口内炎にも効果的です。
ほかにも納豆、卵、きのこ類、海苔にもビタミンB2が多く含まれているので効果的と言われております。
前提として暴飲暴食、味の濃いものを控えて、睡眠時間を確保することが健康の第一歩とは昔からよく言いますが、「脾」の力を底上げするためにももちろん必要な要素です。
日々の食事や生活の見直しが、お口を健康に保つカギになります。そしてお口の健康は全身の健康と直結しているのでとても大切なことです。定期的に歯科医院も訪れて、専門的なケアも受けるようにしましょう。