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こんにちは。学芸大学駅から徒歩2分の玄和堂歯科診療所です。
「食べるたびに口の中がヒリヒリ…」
「しみて痛くて食事がつらい…」
そんなお悩みを抱える方に向けて、今回は**“食べ物からできる口内炎対策”**についてお話しします。
当院には、口腔の健康だけでなく全身の健康を支える視点から、「薬膳マイスター」の資格を持つスタッフが在籍しています。
今回はそのスタッフ監修のもと、口内炎の予防・改善につながる食材や食生活のヒントを、歯科医療の視点とあわせてご紹介します。
■ 口内炎ってなぜできるの?
口内炎の原因にはさまざまなものがあります。
✔ストレスや疲労による免疫力の低下
✔栄養バランスの偏り(特にビタミンB群の不足)
✔誤って頬や舌を噛むなどの外的刺激
✔矯正装置や合わない詰め物による慢性的な刺激
✔ウイルス・カビによる感染(ヘルペス性・カンジダ性など)
「たかが口内炎」と思われがちですが、日常生活の質を大きく下げてしまうこともあります。
胃腸の弱りが口内炎に?東洋医学の視点から
漢方の考え方では、胃腸の調子が落ちている状態を「**脾(ひ)**が弱っている」と表現します。
口内炎ができやすい方は、まさにこの「脾」の働きが低下しているサインかもしれません。
お口は“身体の入り口”。
胃腸がうまく働かないと、どんなに良い食事をとっても、エネルギーをしっかり作り出すことができません。
その結果、栄養が体のすみずみに届かず、むくみ・鼻水・痰などの不要物として溜まってしまうこともあるんです。
■ 食べ物でできる口内炎対策とは?
痛みを和らげながら、体の内側から改善をめざしましょう。
🟢 口内炎におすすめの食材(薬膳マイスター監修)
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ビタミンB2・B6が豊富な食材:レバー、卵、納豆、バナナ、牛乳
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粘膜修復を助ける緑黄色野菜:にんじん、ほうれん草、ブロッコリー
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腸内環境を整える食品:ヨーグルト、味噌、ぬか漬けなどの発酵食品
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体の熱を冷ます作用のある食材:きゅうり、大根、トマト、緑茶など
口内炎は「体に熱がこもっている状態」と東洋医学的に捉えることもあり、熱を冷ます食材を上手に取り入れるとよいとされています。
🔴 控えたほうがよい食材・刺激物
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唐辛子やわさびなどの香辛料
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酸味の強い柑橘類や酢
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熱すぎる料理や飲み物
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かたくて鋭い食感のもの(トースト、スナック菓子など)
■ 日常でできるケアのポイント
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歯ブラシで傷つけないよう、柔らかいブラシを使う
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アルコール成分のないマイルドなうがい薬を使う
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口腔用の保湿ジェルや軟膏タイプの市販薬を活用する
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ストレスと睡眠不足を避けることも大切です
■ 病院に相談したほうがいいのはこんなとき
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2週間以上治らない
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繰り返し何度もできる
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出血・しこり・腫れなどがある
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発熱やリンパ節の腫れを伴う
「長引く口内炎=大きな病気のサイン」ということもあります。
お口の粘膜に関する不安がある場合は、どうぞお気軽にご相談ください。
食事と生活習慣が、お口と身体を元気にします!
いくら良い食材を取り入れても、暴飲暴食や睡眠不足、味の濃い食事が続くと「脾」の力は弱まってしまいます。
まずは、規則正しい生活とバランスの取れた食事を意識することが、口内炎予防の第一歩です。
そして何より大切なのが、お口の健康=全身の健康ということ。
毎日のセルフケアに加えて、定期的に歯科医院でのチェックやクリーニングを受けることもお忘れなく!
ご不安なことや「最近、口の中が荒れやすいかも?」と感じることがあれば、いつでもお気軽に玄和堂歯科診療所へご相談くださいね。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. 薬膳的におすすめの食材はありますか?
A. はい、きゅうり・トマト・緑茶など「熱を冷ます」食材や、粘膜を修復する緑黄色野菜、発酵食品が効果的です。
Q2. 食事以外でできるセルフケアはありますか?
A. 柔らかい歯ブラシや低刺激のうがい薬、保湿ジェルの使用が推奨されます。十分な睡眠も大切です。
Q3. 口内炎がよくできるのは病気ですか?
A. 繰り返す口内炎は、栄養不足やストレス、口腔内のトラブルが関係していることがあります。一度歯科で相談するのがおすすめです。
📍玄和堂歯科診療所(公式サイトはこちら)
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住所:〒152-0004 東京都目黒区鷹番2-16-18 ASAX学芸大学ビル(旧鷹番Kビルディング)303号室
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アクセス:東急東横線「学芸大学駅」東口より徒歩約2分
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診療日:月・水・木・土・日(火曜・金曜・祝日は休診)
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診療時間:
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午前 9:30~13:00
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午後 14:30~18:30
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電話番号:03-6452-3882