🦷GBTエアフロークリーニングは妊婦さん・お子さまにも安心|玄和堂歯科診療所|学芸大学駅の歯科・歯医者

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🦷GBTエアフロークリーニングは妊婦さん・お子さまにも安心

🦷GBTエアフロークリーニングは妊婦さん・お子さまにも安心|玄和堂歯科診療所|学芸大学駅の歯科・歯医者

こんにちは。学芸大学東口徒歩2分の玄和堂歯科診療所のブログです。

本日は、患者さまにも大変好評のEMS社のエアフロプロフィラキシマスターでのクリーニングについて、もっと知っていただきたくご紹介をいたします。


エアフローとは?

 

当院では、EMS社の「エアフロープロフィラキシスマスター」 を導入し、最新の Guided Biofilm Therapy(GBT療法) に基づくクリーニングを行っています。

超微細なパウダーと水・空気を噴射することで、歯やインプラントの表面に付着した バイオフィルム(細菌の膜)や着色汚れ を優しく取り除くことができます。

また歯茎の下(縁下)9㎜までとどく柔軟性のあるチップの取付ができ、重度の歯周病の方の奥のバイオフィルムにも届く機械です。

🦠 バイオフィルムとは?

バイオフィルムとは、**歯の表面に細菌が集まって作る“ヌルヌルした膜”**のことです。

台所やお風呂の排水口にできるヌメリと同じように、口の中でも食べかすや唾液の成分を栄養にして、細菌が強力にくっつきあい、膜のように歯や歯ぐきに張りつきます。

バイオフィルムの特徴

✔歯ブラシでは落としきれない …歯と歯の間、歯ぐきの境目、矯正装置やインプラント周囲などにしぶとく残ります。

✔虫歯や歯周病の原因になる …細菌が酸や毒素を出して歯や歯ぐきを攻撃します。

✔時間とともに成熟する …最初は柔らかいプラーク(歯垢)ですが、放置すると硬い歯石に変わり、さらに落ちにくくなります。


妊娠中・小児でも安心して受けられる理由

✔歯を削らない・振動が少ない

…従来の機械的なガリガリ音が苦手な方や、お子さまでもリラックスして受けられます。

✔温水を使用

…約40度の温水が出てくるので知覚過敏でも安心。お口の中がしみたり、冷たさで驚くことも少なく快適です。

✔GBT認定クリニック

…EMS社の研修を受けた歯科医師・衛生士が、国際基準に沿って安全に施術を行います。

妊娠中は歯ぐきの炎症(妊娠性歯肉炎)が起こりやすく、また小児は磨き残しやすいため、エアフローによる優しいクリーニングは特に有効です。

💡ご注意ください

当院で使用している EMS社製「エアフロープロフィラキシスマスター」 の専用パウダーは、妊娠中の方でも安心してクリーニングに使用できるものです。

ただし、歯科医院によっては 他社製のエアフロー機器やパウダー を使用している場合があります。その中には、妊娠中には使用が推奨されない種類のパウダーも存在します。

そのため、もし妊娠中で他院にてエアフロークリーニングを受けられる場合には、

「使用するパウダーは妊婦でも安全に使えるものかどうか」 を必ず事前に確認されることをおすすめします。


使用を控える必要があるケース

上記でもご注意事項をご案内しましたが、効果的なGBTのエアフロークリーニングであってもすべての患者さまに適応できるわけではありません。

エアフローが推奨されない方

  1. 重度または不安定な呼吸器疾患(喘息・慢性気管支炎など)をお持ちの方

  2. 伝染病のある方(使用は医師の判断により決定)

  3. ビスフォスフォネート治療を受けている方(骨への影響の可能性があるため要注意)

  4. 特定のパウダー成分にアレルギーがある方(例:CPCやグリシン)

  5. 使用するパウダーによっては代謝、内分泌疾患(例としてはナトリウムの接種制限が設けられている高血症、高ナトリウム血症、妊娠高血圧症候群、浮腫といった疾患)に罹患されている方

ペリオフロー(歯周ポケット内専用)に制限がある方

  1. 妊娠中・授乳中の方
  2. 重度の炎症や骨壊死がある部位
  3. 根面の破折やパーフォレーション病変がある部位

※ペリオフローは妊婦さんでは使用できませんが、通常のエアフロークリーニングは可能です。


まとめ

玄和堂歯科診療所のエアフロークリーニングは、妊婦さんやお子さまも安心して受けられる優しいケアです。ただし、持病や治療歴によっては注意が必要な場合もあるため、初めての方は必ず事前にご相談ください。

👉 当院は GBT認定クリニック。専門的なトレーニングを受けたスタッフが、安全で快適なクリーニングをご提供します。

❓よくある質問(FAQ)

Q1. 妊娠中でもエアフローは受けられますか?

A. はい、通常の“エアフロー”は可能です。

ただし、歯周ポケット内専用のペリオフローは妊娠中・授乳中は使用しません。(代替としてエアフローやピエゾンPSを使用します)。


Q2. 子どもにもできますか?

A. はい、できます。

ただし新生児・乳児(2歳未満)には使用しません。年齢にかかわらず歯面清掃を目的に使用できますが、2歳未満は対象外です。


Q3. どんな人は“エアフロー”や“ペリオフロー”を避けた方が良いですか?

A. 次の方は注意または適応外となることがあります。

  • 重度/不安定な呼吸器疾患(喘息・慢性気管支炎など)のある方

  • 特定のパウダー成分にアレルギーがある方

  • ビスフォスフォネート治療中の方

  • 感染症のある方(歯科医師による判断が必要)

  • 代謝・内分泌疾患に罹患されている方

Q4. パウダーのアレルギーや体質で注意はありますか?

A. はい、パウダー成分によって適応が異なります。

  • レモン味:ナトリウム制限が必要な方には不適応

  • プラス(CPC/エリスリトール):これらにアレルギーがある方は不可

  • ペリオ/ソフト(グリシン):グリシンにアレルギーがある方は不可


Q5. GBT認定クリニックだと何が安心なの?

A. 研修を受けた歯科医師・衛生士が、国際基準に沿って安全・快適な施術を提供できる点です。


Q6. 痛みはありますか?しみませんか?

A. 従来の“ガリガリ”と比べて快適です。

温水と微粒子パウダーでやさしくバイオフィルムを除去します(※個人差があります)。歯周病にかかっている方、日ごろの歯磨きでも出血があるような方、知覚過敏がある方などはクリーニング後に歯茎がしくしくしみるような感じはしますがたいていの場合は2~3日で落ち着きます。


Q7. デメリットや副作用はありますか?

A. 基本的には安全性が高い処置ですが、副作用として一時的に歯ぐきがしみたり、パウダーを吸い込むことで違和感が出る場合があります。

また、呼吸器疾患やアレルギーなど体質や既往歴によっては使用できない場合があるため、必ず事前に歯科医師へご相談ください。

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