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こんにちは。目黒区・学芸大学駅近くの【玄和堂歯科診療所】です。
「親知らずを抜きたいけれど、入院が必要って聞いたことがあって心配…」
そんなご相談をいただくことがあります。
実際、多くの親知らずの抜歯は当院で日帰りの処置が可能ですが、まれに入院を伴うケースもあるため、今回は「どんな場合に入院が必要になるのか?」について、わかりやすく解説します。
🛏 入院が必要になるケースとは?
① 深く埋まっている「水平埋伏智歯(すいへいまいふくちし)」
歯が横向きに埋まっている状態で、骨の中に深く埋まっている場合、歯肉の切開・骨の削合・分割抜歯が必要になるため、処置時間が長くなり、術後の腫れや痛みも大きくなります。
✔ 顎の神経(下歯槽神経)に非常に近い場合は、術中リスクの管理が必要なため、大学病院などでの入院が勧められます。
② 感染が進行している・膿が溜まっている
親知らずの周囲に炎症や膿が広がっている場合、そのまま抜歯を行うと、感染が顎や首、顔面に拡がるリスクがあります。
このようなケースでは、抗生物質の点滴治療+入院下での処置が適応されることがあります。
③ 全身疾患をお持ちの方(糖尿病・心疾患・出血性疾患 など)
以下のような方は、出血管理・全身状態の安定化を図りながらの処置が求められるため、入院施設のある医療機関での抜歯が選択される場合があります。
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抗血栓薬を服用している方
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糖尿病などで傷の治りが遅い方
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重度の心疾患や呼吸器疾患がある方
④ 一度に複数本の親知らずを抜くケース
上下左右4本同時に抜歯するような場合、術後の腫れ・痛み・食事のしにくさなどを考慮し、点滴管理が可能な入院下での抜歯が選ばれることがあります。
🏥 入院になるとどうなるの?
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処置前にCT撮影や血液検査
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安全な全身管理ができる体制下での手術
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術後1~3日ほどの経過観察(ケースによる)
💡多くの場合、1泊2日または2泊3日程度で退院できます。
✅ 玄和堂歯科診療所ではどうしているの?
当院ではまずCTによる精密検査を行い、
・抜歯が当院で可能かどうか
・入院設備のある病院での抜歯が必要かどうか
をしっかり診断いたします。
また、大学病院や口腔外科専門医との連携も整えておりますので、必要に応じてスムーズにご紹介させていただけます。
💬「親知らず=怖い」ではありません
親知らずの抜歯は、状況によって治療の難易度が大きく異なります。
だからこそ、まずは早めにレントゲンやCTでのチェックを受け、適切な治療計画を立てることが大切です。
「自分の親知らず、どうなっているのかな?」
そんな疑問があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
📞 ご予約・お問い合わせ
玄和堂歯科診療所(学芸大学駅より徒歩2分)
03-6452-3882