
学芸大学東口にある玄和堂歯科診療所でございます。
寒い日と温かい日が交互にくるこの時期、二十四節気では3月6日を「啓蟄(けいちつ)」といいます。
土の中から虫たちが目覚め出てくる季節ということで春の始まりの時期です。実は活発になるのは虫だけでなく、ウィルスや殺菌も元気になる時期です。最近ではノロウィルスのニュースもよく聞きますね。
本日は薬膳マイスターのスタッフより、春に口や鼻の粘膜を守る薬膳についてご紹介いたします。
口や鼻の粘膜を守るために欠かせないものが「うるおい」です。加湿器を利用したり、こまめに飲水することで外部から乾燥させないことも大切ですが、食事からもうるおいを意識していきたいものですね。
~大切なのは「気」を補い、「気」を巡らせうるおいのバリアになる食材~
まずは「気」を補うのにおすすめの食材は「鶏と卵」です。体にやさしくパワーを補うことができる、どのご家庭でも使いやすい食材です。
鶏肉はおなかを温め、消化も助け「気」を補うことができます。卵は体にうるおいを与え、血液を補うので貧血や体力がない方、精神的にも元気がない方にお勧めです。
そして春の陽気に圧倒されない「気」を巡らせる食材として香りの強い柑橘類、大葉(シソ)三つ葉、セロリがおすすめです。もう少し季節が進むと桜の葉をつかったスイーツも多くなりますがそちらもおすすめです。
鼻や口の中の粘膜も健康であると、春の新生活も前向きに過ごせそうですね。
ぜひ季節の食材で気を補って巡らせて、うるおいも大事にしてみましょう。